今日もパッとしない天気でした!そんな事をよそに午前中U海君から電話が入りました!「今、娘を送って旭川にいる!少し雨模様だけど決勝戦はやるのだろうか!?」と、「よっぽどの事がない限り決行するよ!」と答えました。 6年振りに北大会に出場し、その6年前以来7度目の甲子園出場を目指す旭川大学高校vs北大会出場2度目にして初白星を上げ、あれよあれよと言う間に決勝まで勝ち上がった帯広大谷高校の決勝戦は午後1時よりプレイボールとなりました!
先発はお互いエースです。共に一年生の時から将来を期待され、今やプロ注の北・北海道の左右のエースと言えるでしょう!大谷の杉浦君は旭川スタルヒン球場で、今日が今大会六度目のマウンドです。一方旭大高の柿田君は支部予選から一人で全てマウンドを守ってきました。そんな二人は疲労も蓄積され、本来のキレやスピードを求めるのは酷でしょうが、どこのチームよりも一番長く野球をやっている事実がここにある訳ですから逆境や試練には強い精神力が養われているのは間違いないでしょう!そんなエースの出来・我慢がゲームのポイントと言えるでしょう。
初回にチャンスを迎えた大谷でしたが、旭大外野手の見事な守備に阻まれて無得点でした。逆に中盤、やや疲れの見える杉浦君を旭大打線は狙い打ちし、四回1点、五回4点と、柿田君には安全圏内の得点を積み重ね終盤に入ります。なかなかチャンスを作れない大谷でしたが、最終回に意地の1点を上げましたが、時既に遅し!でゲームセット!!17日から始まった北・北海道大会の幕を閉じました。
最後に旭大の監督がおっしゃってましたが、「打線が沈黙すれば柿田が抑え、柿田が悪い時は打線が爆発し、お互いが助け合ってこの様な結果になった。また、色々な先輩が頑張ってきて結果にはならなくとも、思いがこうなった!」と声を詰まらせていましたが、全くその通りですよね。
大谷においても、去年の初出場で一回戦でコールド負けを喫し、そこから這い上がってきたから今があるでしょうし、その時に負けた先輩が後輩達に声援やテレパシーを送り続けた事が力になったでしょうし。 決して一人では出来ないし、チームの皆で結束する事が大切だし、野球の奥深さを改めて感じる大会でしたね。
夕刻過ぎにM原さんから電話がきました。「もう少しだった!残念!しかし、原尾君は良く頑張ったよ!」と、選手をねぎらい、最後は爽やかな声を聞けて、私は心から「お疲れ様でした!気を付けて帰ってきてください!」と深々と頭を下げるだけでしたが、その自分の姿に北の夏が終わった実感がありました!