【湯揉み型付け】?【久保田式湯揉み型付け】?

今日は夕方から雨となり明日の朝野球は延期のようです。比較的月曜日はオフの学校が多いので、飛び込みのメンテナンスを求めるお客様が放課後目立ちました。研修生も二日目を迎え、朝一は久保田式湯揉み型付けの仕上げ、午後からは一枚革手縫いPを学びました。少なくとも北海道には本格的な型付けや縫いPの普及が遅れていると思い立ち、海を渡ったのが三年前です。型付けの概念が砕かれた瞬間でした・・・。

最近では【湯揉み型付け】なるものが横行している様ですが、私が推奨しているのは【久保田式湯揉み型付け】であって、【湯】に入れる行程は全工程の占める割合の5%にも満たないのです。まるで、【しゃぶしゃぶ】の肉を湯通しするくらいの事ですので、それ以外の仕込みであったり、五段階調整が最も重要なのです。全てグローブの土手紐を取り外し、パンヤを抜いて芯を削ったり作業もします。形を作ったりポケットを作ったりもします。紐一本、一本の締め上げ、結び方にも信念を持って加工しております。それだけは誰にも負けない自信があります!!

さて、本日グローブを手にしているのは、型付けが完了し放課後取りにきた地元の中学一年生の生徒さんです。昨日から朝方にかけて八個作りました。正直ボーッとしてますが、子供達の笑顔を見た瞬間に『頑張って良かった!』と言う満足感と達成感で一杯です。この事が私をモティベートし、本気にさせてくれる何者でもありません・・・本当に心より感謝です\(゜ロ\)(/ロ゜)/