高校野球!
昨晩帰ってきて、今朝改めて札幌に走りました。少し早めに出たので、峠を越えたパーキングエリアで仮眠を取って札幌に向かいました。いよいよ精鋭8チームとなりましたが、来春の選抜切符を目指して頑張っております。
特に帯広農業が本日勝てば21世紀枠がグッと近くなると思ってましたが、北のヒグマ『駒大岩見沢高校』さん相手に自滅した感があり残念でした。しかし、戦いぶりは十勝代表にふさわしい実に堂々としたもので、選手の成長が光ると共に指導者の皆さんが実に良く育てた事に感動をしている一人です。
一方、岩駒のキャッチャー七田君(スクール卒)は3安打2打点と大活躍でした。同じくスクール卒のセカンド岡本君は、空知支部ではベンチ入りを果たしましたが、怪我の為、道大会は治療に専念となりました。
白樺学園vs駒大苫小牧は麻生球場で午後からの試合でしたが、平日の午後だと言うのに、凄い観客数で、さすが駒大苫小牧人気を感じました。
常に先攻を取る白樺学園は、初回ヒットや四死球で満塁でチャンスを作ると、タイムリーヒットや押し出し等で三点を先制!なおも攻撃の手を休めずに二死満塁から九番ピッチャーの早川君が左中間にグランドスラムで四点を追加し、一気に七点を入れる。
しかし、駒苫は叩き付けるバッティングで鋭い打球が野手の間を抜いたり、お家芸の足技を駆使し、初回三点、二回・三回にも一点づつを入れ、5-7と二点差に追い上げる。
駒苫のエース今関君は初回に、白樺のエース早川君は三回に、それぞれマウンドを二番手に譲る。試合が落ち着き、グランド整備後の六回表に一番五十公野君がヒットで出て、高橋君が送り、三番小林君が右中間にツーベース、続く四番岡田君もライト線ツーベースで二点を追加し9-5と突き放す。
しかし、粘りの駒苫は六回裏にツーアウトから三点を入れ一点差に詰め寄る。七回表に一点を追加し逃げ切りにかける白樺学園に対し、駒大苫小牧は八回裏に二点を入れ遂に10-10の同点となる。後ろの方から、ある野球ファンの中年男性が、「今日見に来た人はいいもの見たよ!」と言う声に素直にうなずきました。
九回表裏が無得点となり延長戦へ!!結局十回表に白樺は四番岡田君がセンター前ヒット、五番が送りサヨナラのチャンスを迎えたが後続が断たれ無得点。そして、十回裏の駒苫は四球のランナーを送り一死二塁から、六番宮崎君がレフトオーバーのサヨナラホームランで打撃戦に終止符を打った。
駒大苫小牧は、初回に七点の大量得点を取られたが、決して諦めるな事なく、じわりじわりと点数を重ねて追い上げたのが印象的です。また、エース今関君と二番手落合君のサウスポーからマウンドを譲り受けた、背番号3の右腕野澤君が七回から四イニングを最少得点で抑えたのが、八回の同点打、そしてサヨナラホームランを呼び込んだ感じがしました。白樺学園においては、新チーム発足当時からの回りの評価を、この道大会で払拭する意地を見せてくれました。
さて、明日は休みとなり、いよいよ金曜日が準決勝です。札南vs駒苫、岩駒vs北照。鳥肌が立ちますね!!